天井膜とは

みなとテント工業では、東日本大震災をきっかけに今まで施工例が少ない天井膜事業に力を入れ、受注から納品までの一貫した生産を目指します。

近年の地震災害では、天井の破損・崩壊により天井材や照明器具、スピーカーなどが落下する被害が多くありました。
天井落下の危険は大地震の時だけではありません。
下地材の老朽化・劣化や日々で起こる微弱な振動、風や熱で収縮しますが、このような原因による天井落下には今日、世界中で報告されております。

そこで、そういった被害を最小限にとどめる材質として注目されているのが、天井膜です。

天井膜は、ガラス繊維の生地に樹脂のコーティングを施した不燃の膜材です。
手で曲げる事が出来るぐらい柔らかく、重さは1㎡当たり600gです。脱落落下の危険性が少なく、また万一落下しても室内の人々や物品を傷つける可能性は極めて低い。さらに、他の落下物を受け止める防止ネットのような効果も期待できます。

従来の重くて硬い天井に代わって、安全・安心な屋内空間の確保を実現します。

教室や体育館など教育施設、店舗などの人が集まる大きな空間でご利用をおすすめしています。
また湿気に強く吸音効果もありますので、室内プールや、施設のロビー、ホールにも対応できます。

天井脱落の対象となる天井と検証ルート

国土交通省より天井脱落対策に係る建築基準法が規定され、構造の安全性を検証することが義務付けされています。
以下、国土交通省「天井脱落対策に係る一連の技術基準告示」資料より抜粋。

天井脱落対策の対象となる天井と検証ルート